エヴァンゲリオン使徒とは、アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する謎の生命体です。
物語の舞台である第3新東京市に現れ、人類と敵対しながら様々な形で襲来します。使徒の正体は、聖書に登場する天使の名前に由来し、それぞれが特徴的な能力や形状を持っています。
使徒の目的はNERV本部地下にあるリリスと接触し、サードインパクトを引き起こすことです。旧作では18体が登場しましたが、新劇場版ではデザインや設定が一新され、新しい使徒も加わりました。
使徒とエヴァ一覧や新劇場版の使徒一覧、さらには使徒最強ランキングまで幅広く解説していきます。
記事のポイント
- エヴァンゲリオン使徒とは何か
- 使徒の正体や目的
- 使徒とエヴァの関係や戦い
- 新劇場版との違いや見どころ
エヴァンゲリオン使徒とは何か徹底解説

- 使徒の正体とは?アニメ設定から解説
- 使徒の目的とは?人類との関係も考察
- 使徒の名前一覧とその由来まとめ
- 使徒とエヴァ一覧|登場順と活躍シーン
- 使徒最強は誰?強さランキング考察
- 新劇場版の使徒一覧と旧作との違い
使徒の正体とは?アニメ設定から解説
使徒とは、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』とそのリメイク作品『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場する謎の生命体です。物語の舞台である第3新東京市に次々と襲来し、人類と敵対する存在として描かれています。
その正体は、地球に飛来した「白き月」に由来する生命体で、人類とは異なる進化を遂げた存在です。作中では、南極で発見された第1使徒アダムを起点に、第2使徒リリス、そして第3使徒から第17使徒までが登場します。特に、アダム系の使徒は「生命の実」を持つため、寿命を持たず、驚異的な再生能力とA.T.フィールドという強力な防御力を備えています。
一方で、人類も第18使徒リリンと呼ばれる「使徒」の一種です。しかし、人類は「知恵の実」を持ち、科学や技術を発展させる道を選んだ点が、他の使徒とは大きく異なります。
このように、使徒は人類とは異なる生命の可能性を示す存在であり、人類補完計画とも深い関わりを持っています。作品内では宗教的なモチーフや神話的な設定と絡めて語られることも多く、単なる敵キャラクターにとどまらない奥深い存在です。
使徒の目的とは?人類との関係も考察
使徒の最大の目的は、第3新東京市の地下にあるNERV本部へ到達し、第1使徒アダム(実際はリリス)と接触することです。この接触が「サードインパクト」と呼ばれる地球規模の大災害を引き起こし、現在の人類文明を終わらせるとされています。
なぜ使徒がリリスを目指すのかは、アニメ本編では明確に語られませんが、作品の設定資料などでは「自身を完全な生命体へと進化させるため」と説明されています。つまり、生命の実だけでなく知恵の実も手に入れた存在になることで、神に近い存在へと進化しようとしているのです。
また、使徒は単なる侵略者ではなく、劇中では人類に対して何らかの「理解」を求めるかのような描写も見られます。特に、第17使徒タブリス(渚カヲル)は、人類と対話できる知性を持ち、自らの意思でエヴァンゲリオンを操縦するなど、他の使徒とは異なる行動をとります。
人類にとって使徒は脅威であり、存在そのものが絶滅の危機に直結します。しかし、使徒もまた人類と同じく「不完全な生命体」であり、生き残りをかけて戦っている存在です。こうした関係性は、作品全体のテーマにも深く関わっています。
使徒の名前一覧とその由来まとめ
『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する使徒は、旧約聖書やユダヤ教、キリスト教の伝承に登場する天使の名前に由来しています。以下はテレビ版に登場する使徒の名前一覧と、その由来のまとめです。
- 第1使徒 アダム(Adam)
旧約聖書に登場する最初の人間。 - 第2使徒 リリス(Lilith)
ユダヤ教伝承に登場する、アダムの最初の妻。 - 第3使徒 サキエル(Sachiel)
水を司る天使。 - 第4使徒 シャムシエル(Shamshel)
昼を司る天使。 - 第5使徒 ラミエル(Ramiel)
雷を司る天使。 - 第6使徒 ガギエル(Gaghiel)
魚を司る天使。 - 第7使徒 イスラフェル(Israfel)
音楽を司る天使。 - 第8使徒 サンダルフォン(Sandalphon)
胎児を司る天使。 - 第9使徒 マトリエル(Matriel)
雨を司る天使。 - 第10使徒 サハクィエル(Sahaquiel)
空を司る天使。 - 第11使徒 イロウル(Ireul)
恐怖を司る天使。 - 第12使徒 レリエル(Leliel)
夜を司る天使。 - 第13使徒 バルディエル(Bardiel)
霰を司る天使。 - 第14使徒 ゼルエル(Zeruel)
力を司る天使。 - 第15使徒 アラエル(Arael)
鳥を司る天使。 - 第16使徒 アルミサエル(Armisael)
子宮を司る天使。 - 第17使徒 タブリス(Tabris)
自由意志を司る天使。 - 第18使徒 リリン(Lilin)
リリスの子供たち、人類を指す言葉。
これらの名前は、作品全体に散りばめられた宗教的なモチーフを強調すると同時に、「神に創られた存在」という使徒の立ち位置を象徴するものです。
また、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場する使徒も、基本的にはこの名称をベースにしていますが、劇中で明示的に名前が語られることは少なくなっています。
新劇場版では使徒のビジュアルや能力も大きくリニューアルされ、旧作ファンにも新鮮な驚きを与える存在になっています。
使徒とエヴァ一覧|登場順と活躍シーン
『新世紀エヴァンゲリオン』には、合計18の使徒が登場します。その中で、エヴァンゲリオンと直接戦った使徒を、登場順とともに紹介します。
【テレビ版の使徒とエヴァの戦い一覧】
- 第3使徒サキエル:初号機と戦い、暴走した初号機によって撃破されました。シリーズ最初の戦闘で、印象的なシーンです。
- 第4使徒シャムシエル:触手を持つ使徒で、初号機がプログレッシブナイフでコアを刺して倒しました。
- 第5使徒ラミエル:空中から加粒子砲で攻撃する正八面体の使徒です。ヤシマ作戦で、初号機の狙撃によって撃破されました。
- 第6使徒ガギエル:海で弐号機と交戦し、戦艦による砲撃で倒された水棲型の使徒です。
- 第7使徒イスラフェル:分裂能力を持ち、初号機と弐号機がシンクロ攻撃で倒しました。
- 第8使徒サンダルフォン:マグマの中で活動する特殊な使徒です。D型装備の弐号機が撃破しました。
- 第9使徒マトリエル:溶解液を流し込んで攻撃する使徒で、EVA3機が協力して倒しました。
- 第10使徒サハクィエル:上空から降ってくる巨大な使徒です。EVA3機が受け止めて撃破しました。
- 第11使徒イロウル:微生物型で、MAGIシステムに侵入しました。リツコがプログラム操作で消滅させました。
- 第12使徒レリエル:虚数空間に潜む使徒で、暴走した初号機が内側から突破して倒しました。
- 第13使徒バルディエル:EVA3号機を乗っ取った侵食型使徒です。ダミープラグで制御された初号機により破壊されました。
- 第14使徒ゼルエル:圧倒的な攻撃力を誇る最強クラスの使徒で、暴走した初号機が捕食して倒しました。
- 第15使徒アラエル:衛星軌道上から精神攻撃を行い、零号機がロンギヌスの槍で倒しました。
- 第16使徒アルミサエル:DNAのような構造を持つ使徒で、零号機が自爆して道連れにしました。
- 第17使徒タブリス(渚カヲル):人の姿をした特異な使徒で、初号機に自ら命を託しました。
このように、エヴァ各機がそれぞれ特徴的な戦いを繰り広げており、初号機が最多の使徒を撃破しています。
使徒最強は誰?強さランキング考察
使徒の中でも「最強」と呼ばれる存在については、ファンの間でも議論が続いています。ここでは、作品内の描写や設定を元に強さランキングを考察します。
第1位:第14使徒ゼルエル
ゼルエルは、NERV本部の24層の装甲を一撃で貫通し、弐号機と零号機をあっという間に戦闘不能に追い込みました。近接戦闘でも圧倒的な腕力を誇り、作中でも最強の拒絶タイプと呼ばれています。エヴァシリーズでもゼルエルとの戦いは重要なターニングポイントとなっています。
第2位:第17使徒タブリス(渚カヲル)
タブリスはエヴァ弐号機を完全に操る能力を持つ、知性を備えた特殊な使徒です。A.T.フィールドの操作能力も極めて高く、唯一「人」としてエヴァに乗り込んだ使徒でもあります。戦闘力だけでなく、戦略的な強さも含めると、トップクラスの存在です。
第3位:第10使徒サハクィエル
上空からNERV本部へ直撃を狙うという強引な戦法を取りつつ、広範囲に強力なA.T.フィールドを展開する使徒です。防御力と攻撃力を兼ね備えた巨大な存在で、3機がかりでようやく倒せる強敵でした。
第4位:第5使徒ラミエル
長距離から高出力の加粒子砲を正確に撃ち続けるラミエルは、近づくことすら難しい使徒です。ヤシマ作戦で倒されたものの、その攻撃力と防御力はシリーズ屈指です。
第5位:第16使徒アルミサエル
侵食能力と融合能力を持ち、エヴァを内部から乗っ取る力を持っています。完全に倒すためには零号機ごと自爆するしかなかったことから、その脅威度は非常に高いです。
このように、最強候補の使徒は「攻撃力」「防御力」「特殊能力」の3つの軸から考えることができます。ゼルエルが総合的な強さで突出している一方で、タブリスやアルミサエルのような知的戦略型の使徒も侮れません。
新劇場版の使徒一覧と旧作との違い
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』には、テレビ版とは異なる設定やデザインの使徒が登場します。ここでは、新劇場版に登場する使徒を一覧にし、旧作との違いをまとめます。
【新劇場版の使徒一覧】
- 第1使徒:渚カヲル(タブリス)
- 第2使徒:リリス
- 第3使徒:北極で封印されていた新規使徒
- 第4使徒:テレビ版のサキエルに相当
- 第5使徒:テレビ版のシャムシエルに相当
- 第6使徒:テレビ版のラミエルに相当
- 第7使徒:オリジナル使徒(時計のようなデザイン)
- 第8使徒:テレビ版のサハクィエルに相当
- 第9使徒:テレビ版のバルディエルに相当
- 第10使徒:テレビ版のゼルエルに相当
- 第11使徒:劇中未登場
- 第12使徒:Mark.06に潜んでいた使徒
- 第13使徒:渚カヲル(後天的に13番目へ降格)
【旧作との主な違い】
- デザインが刷新
特に第6使徒ラミエルは、常に形を変える立体的な演出が加わり、より異質な存在感を放ちました。 - 新規使徒の追加
第3使徒や第7使徒は完全新規で、これまでにない形態や戦い方を見せました。 - 順番や設定の変更
新劇場版ではカヲルが第1使徒から第13使徒へと降格するなど、使徒のナンバリングや設定が再構築されています。 - 形象崩壊の演出
新劇場版の使徒は、倒された際に必ず「形象崩壊」と呼ばれる現象を起こし、大量の赤い液体に変わります。これにより、倒された後もインパクトを残す演出になっています。 - 天使の輪と虹の演出
使徒には頭上に「天使の輪」が一瞬現れるなど、新劇場版ならではのビジュアル演出も加わりました。 - このように、新劇場版の使徒は旧作をベースにしつつ、現代的なアレンジや新たな解釈が加えられています。リメイク作品ならではの見どころと言えるでしょう。
エヴァンゲリオン使徒とは?新劇場版にも注目

- 新劇場版の使徒一覧と特徴まとめ
- 新劇場版の使徒の順番を解説
- 新劇場版における使徒の目的とは
- 使徒最強は新劇場版でも同じか
- 使徒とエヴァの関係性を新劇場版視点で解説
新劇場版の使徒一覧と特徴まとめ
ヱヴァンゲリヲン新劇場版には、テレビ版には登場しなかった新しい使徒や、デザインや能力が大きく変わった使徒が登場します。以下が新劇場版に登場する使徒の一覧と特徴です。
- 第1の使徒:渚カヲル
人の姿を持つ特異な使徒で、エヴァを操る力を持つ。旧作では第17使徒だったが、新劇場版では第1使徒として登場。 - 第2の使徒:リリス
ターミナルドグマに磔にされる存在。旧作同様にリリスだが、顔のデザインが変更されている。 - 第3の使徒
北極に封印されていた新規使徒。蛇のような形状と機械的な要素を併せ持ち、仮設5号機と戦った唯一の使徒。 - 第4の使徒
テレビ版のサキエルに相当。デザインはより洗練され、形象崩壊時には大量の赤い液体へ変化。 - 第5の使徒
シャムシエルに相当。テレビ版の面影を残しつつ、背後に追加されたデコイフェイスが特徴。 - 第6の使徒
ラミエルがベース。正八面体から目まぐるしく形を変える演出が特徴で、視覚的なインパクトが強い。 - 第7の使徒
完全新規の使徒で、時計と水飲み鳥を融合したようなユニークなデザイン。海上を歩くシーンが印象的。 - 第8の使徒
サハクィエルに相当。巨大な目を持ち、上空から落下するスタイルはそのままに、より迫力のあるビジュアルへ進化。 - 第9の使徒
バルディエルに相当。EVA3号機を乗っ取り、エントリープラグまで侵食する恐ろしい使徒。 - 第10の使徒
ゼルエルがベース。圧倒的な強さを持つが、レイを取り込み女性型に変化するなど新劇場版ならではの演出が追加。 - 第11の使徒
劇中には未登場。存在自体が謎のまま。 - 第12の使徒
Mark.06に寄生していた使徒。形状ははっきりとせず、光のコードのような姿で登場。
このように新劇場版では、旧作の要素を引き継ぎながらも、最新技術で進化した使徒が登場します。
新劇場版の使徒の順番を解説
新劇場版では、使徒の順番や設定が大きく変わりました。特にカヲルが第1使徒から第13使徒へ降格するなど、物語の鍵を握る変更も加えられています。以下が登場順と番号の関係です。
- 第1使徒:渚カヲル(序には未登場)
- 第2使徒:リリス(序から存在が示唆)
- 第3使徒:破に登場(新規使徒)
- 第4使徒:序に登場(サキエルに相当)
- 第5使徒:序に登場(シャムシエルに相当)
- 第6使徒:序に登場(ラミエルに相当)
- 第7使徒:破に登場(新規使徒)
- 第8使徒:破に登場(サハクィエルに相当)
- 第9使徒:破に登場(バルディエルに相当)
- 第10使徒:破に登場(ゼルエルに相当)
- 第11使徒:未登場(欠番)
- 第12使徒:Qに登場(Mark.06に寄生)
- 第13使徒:渚カヲルに変更(本来の順番から降格)
この順番変更によって、旧作のストーリーとは展開や解釈が大きく変化しました。特にカヲルが第13使徒になることは、物語の終盤に強い意味を持たせるための重要な伏線として描かれています。
また、未登場の第11使徒の存在や、番号変更の理由は作中では明確に語られず、視聴者が考察する余地を残した構成になっています。
新劇場版における使徒の目的とは
新劇場版に登場する使徒の目的も、基本的には旧作と同様に「NERV本部地下にいるリリスとの接触」が目標とされています。しかし、新劇場版では使徒たちの動きや目的がより強く「人類補完計画」とリンクして描かれています。
特に、ゼーレや碇ゲンドウは使徒の襲来をある程度予測しており、計画の一環として使徒を迎え撃つ準備を進めています。これにより、使徒は「偶然現れる敵」ではなく、人類補完計画を進めるための「必要な存在」として描かれます。
また、カヲル自身が使徒でありながらエヴァに乗る立場にあることから、使徒と人類の関係にも新たな視点が加わっています。単なる敵対関係だけではなく、「知恵の実を持つ人類」と「生命の実を持つ使徒」という対極的な存在が、お互いを補い合うことで完全な生命体になろうとする構図が見えてきます。
さらに、新劇場版では使徒が倒されるたびに虹や天使の輪が現れるなど、旧作にはなかった神秘的な演出が加わり、使徒の存在が「人智を超えた存在」であることがより強調されています。
このように、新劇場版における使徒の目的は、旧作の設定をベースにしつつ、より「人類補完計画」という物語の核心に深く関わる重要な存在として再構築されています。
使徒最強は新劇場版でも同じか
新劇場版においても、最強とされる使徒はテレビ版とほぼ同様に「第10の使徒(ゼルエル)」です。旧作でも圧倒的な戦闘力を見せつけましたが、新劇場版ではさらに強化されて登場しました。
新劇場版のゼルエルは、巨大な腕を自在に変形させるだけでなく、目から放つ光線でNERV本部の防御壁を何層も貫通します。さらに、捕食能力を持ち、EVA零号機を取り込み、自らの姿を女性型に変化させるという驚異的な進化も見せています。
その強さを物語るのが、EVA初号機が暴走状態になり、完全覚醒を果たさなければ勝てなかったという点です。EVA2号機と零号機が二機がかりで戦ってもまったく歯が立たず、N2爆弾さえも通用しませんでした。
このように、新劇場版においてもゼルエルは「最強の使徒」という位置づけは変わっておらず、むしろビジュアルや戦闘シーンの迫力が増したことで、最強の印象はさらに強くなっています。
ただし、新劇場版では「第13の使徒」として渚カヲルが設定されており、彼の特殊な立ち位置や知的な行動を考えると、「単純な戦闘力」だけでは測れない存在感を持つ使徒も登場しています。強さの定義によっては、カヲルを最強候補に挙げるファンも少なくありません。
このように、新劇場版でもゼルエルが最強の座を保ちつつ、新たな解釈による「知恵や戦略を持つ使徒」の存在感も加わり、単なるパワー勝負だけではない使徒の魅力が描かれています。
使徒とエヴァの関係性を新劇場版視点で解説
新劇場版における使徒とエヴァの関係は、旧作と同じ部分もありますが、より深い因果や設定が追加されています。
まず、新劇場版ではエヴァンゲリオン自体が「使徒の一部から生み出された人造兵器」であるという設定は共通です。特に初号機はリリス由来、他のEVAはアダム由来とされています。これは旧作でも触れられていましたが、新劇場版ではこの因果が物語の核心に直結する重要な要素として強調されています。
さらに、新劇場版では「使徒とエヴァは互いに引き合う」という設定がより明確になっており、使徒がエヴァに対して強い興味や執着を見せるシーンも追加されました。例えば、第10の使徒は零号機を取り込んで融合することで、自らを進化させようとしています。
また、新劇場版の重要なポイントとして「渚カヲル」の存在があります。カヲルは使徒でありながらEVAに乗り、シンジと同じ立場に立つ存在です。これにより、「使徒とエヴァは敵か味方か」という関係性がより複雑に描かれました。
さらに、エヴァが持つA.T.フィールドは使徒と同質のものであり、エヴァ自身が「使徒と同じ存在」であることを裏付けています。エヴァに乗るパイロットたちも「使徒を倒す」という使命を背負いながら、自分たちが乗っているEVAの本質が使徒と同じであることに苦悩する場面もあります。
このように、新劇場版における使徒とエヴァの関係性は、「敵と味方」という単純な構図を超えて、「同じ起源を持つ存在同士の争い」という、より深いテーマへと昇華されています。これは作品全体に通底する「生命のあり方」や「進化とは何か」といった問いにも繋がっており、旧作以上に哲学的な側面が強化されています。
エヴァンゲリオン使徒とはの全体像を総括
記事のポイントをまとめます。
- エヴァンゲリオン使徒とは謎の生命体である
- 人類と敵対する存在である
- 聖書や天使の名前が由来である
- 全18体の使徒が登場する
- 使徒は単体で第3新東京市に襲来する
- 使徒の目的はリリスとの接触である
- 使徒はA.T.フィールドで防御する
- 各使徒は特徴的な能力を持つ
- 人類も第18使徒リリンとされる
- 使徒最強はゼルエルとされる
- 新劇場版では使徒デザインが刷新された
- 新劇場版の使徒は形象崩壊する
- 新劇場版には新規の使徒も登場する
- 使徒の順番や設定が変更されている
- 旧作と新劇場版で大きく違いがある
コメント